年齢で「好き」を諦めない!
様々な分野で多様性が認められつつある現代。
髪色にもダイバーシティを!
画期的なヘアコスメティックシリーズを開発した企業は、どんな理念を持っているのか?
そこで働く女性たちはどんなメッセージを持っているのか?
今回はヘンケルジャパン株式会社のビューティーケア部門でPRとしてご活躍されている、緒方亜希(おがた・あき)さんにお話を伺いました♡
緒方亜希さん
「ブリーチが人を救えるんだ!」ポジティブになれる魔法に気づく
緒方さんは「肌や髪は労るもの」という想いから、スキンケアブランドのPRとして長くお仕事をされてきたそうです。
「肌には皆、当たり前に手をかけるけれど、髪にはどうだろう?髪の毛にもケアが大切だ」と、ヘンケルジャパンに転職。
ところが、PRを担当することになったのは、ヘアケア用の商品ではなくまさかのブリーチ剤を前面に出した製品ラインでした。
緒方さん:『ケアをするのが当然と思って入社したのに、髪を傷めるブリーチなんて!
全く逆のところへ来てしまった!と思いました。笑
けれど、製品のことを学んでいくうちに、ブリーチの進化、特に髪に対するダメージが昔とは全然違うことに驚きました。
実際ブリーチしているのに髪がツヤツヤなのを見て、今までの自分の考えが変わっていったんです。』
緒方さん:『ブリーチをした人を対象にアンケートを取ったことがあるんですが、ブリーチをすることで自分に自信を持てたという方が約8割という結果だったんです。
ブリーチが人をポジティブに変えることができるんだ!ということを目の当たりにして、びっくりしました。
自分自身ブリーチして思ったんですが、ただ髪色を変えただけなのに、気分があがって、同じお洋服を着てもおしゃれに見えたり、普段と違う色味の服を買ってみたり・・・
初めてお化粧をしたときのような感じでしょうか。魔法がかかったような気持ちになるんですね♡
そういったお客様や、美容師さんからも お声をいただいているうちに、この魔法をもっと沢山の人に伝えたいと思うようになりました。
ブリーチは傷むからとか、不良みたいだからとシャットダウンしている方にも、傷みを気にせず、透明感のある上品なカラーを表現できることを知ってもらいたい。
全員に強制したいわけではなく、一度トライしてみたら?という気持ちです。
実際、自分も以前はブリーチなんてありえない!と思っていましたが、今は気分でカラーを変えて、新しい自分を楽しむようになりました。
自分には派手な色は似合わないと思っている方こそ、その思い込みを一度取り払って、色々なカラーを試してみてほしいです♡』
緒方さん自身も、好きな色と似合う色が違うこと、そして思ってもみなかった色が意外と似合ったりすることを楽しんでいるそうです。
新しい髪型やアクセサリーにもトライできて、ハッピーな気持ちで過ごせることが増えたとか。素敵な変化ですよね♡
年をとることはいいことだ!年齢をポジティブに生かす発想
ヘンケルの代表的ブランドであるSchwarzkopf(シュワルツコフ)では、「脱白髪染め」というトレンドも生み出しています。
白髪を暗い色に合わせて染めるのではなく、白髪の周りを明るくブリーチして、ぼかしていくという逆転の発想です。
緒方さん:『年輩の方はよりブリーチに対する良くない印象をお持ちの方が多いですが、実は白髪とブリーチって相性がよく、実際、脱白髪染めをしてみると、白髪が目立ちにくくなり、白髪を活かしたヘアスタイルを楽しめるようになったという声が多いんです。
髪が明るくなると気分まで明るくなって、これまで単なるルーティンで通っていた美容室でも、毎回どんなスタイルにするかと会話も弾むようになるそうです。これまでやったことがないスタイルに挑戦して、メイクや服装まで明るくなる、と。
悩みのタネでしかなかった白髪を、楽しめるようになる。
ポジティブに年を重ねていけるんですね。』
セカンドライフ世代のわたしたちにピッタリのテクノロジー、せっかくの技術をもっと気軽に楽しめる世の中になるといいですよね!
「社会からどう見られるのかを判断基準にせず、恥じることなく自分自身を表現することを、世代を超えて推奨してきた」
日本では、就職や転職をする際に、明るい髪色で臨むことはまずないと思います。
緒方さん:『弊社では新卒(インターン採用含む)の社員でも、面接の時点から髪は何色でも大丈夫です。笑
ピンク髪でスーツを着て営業に行くスタッフもいますし、新しく入ったスタッフも今はブロンドを楽しんでいます。
実際に、エージェント登録の時点で髪を暗くするよう求められることもあるそうですが、弊社のように髪色で人を判断せず、髪色も個性の一部として、その人らしさを大切にしながら働ける企業が増えていくといいですよね。』
ブリーチを、日本で当たり前にする。そんな理念を叶えるために、緒方さんをはじめ素敵な女性たちが声を上げ続けています。
年齢や性別にとらわれず、誰もがブリーチヘアを楽しめる時代へ。
そんな「ヘアダイバーシティ」を受け止めることからはじめてみませんか?♡
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