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上手に活用しよう!「フェムテック」

第5回 女性のヘルスリテラシー向上を目指して 2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「 フェムテック 」。 テレビのニュースなどで取り上げられることも増え、注目が集まってきています。 でも意外と知っている方が少ない! ジョコネ。の調査でも 知っている女性は2割程度 でした。 フェムテックとは、FemaleかけるTechnologyの造語で、女性の健康を支えるなんらかの商品やサービスのこと です。 「テック」というとAI(人工知能)やアプリなどの技術を想像しがちですが、現在はそういった技術が使われていなくても女性の健康を支えるものは「フェムテック」と呼ばれており、 技術的な側面より、「女性のための」といった側面が強い言葉 です。 たとえば、 生理周期を管理するためのアプリ 、最近急増している デリケートゾーン専用のソープ、吸水性ショーツ などがあげられます。 技術的要素が少ない商品やサービスを指す「 フェムケア 」という言葉も、最近聞かれるようになってきました。 活用したいフェムテック、フェムケア商品やサービス 生理、更年期など、女性特有の健康の話題は「恥ずかしい」「がまんするもの」と、公に話したり、ケアしたりすることがタブーとされてきました 。 今でも自分のデリケートゾーンを見たことがない、腟を触れない女性はたくさんいます。 ダメだといわれてきたからです。 特にセカンドライフ世代には多くいらっしゃるかも。 ここには 社会文化的性差であるジェンダーと関わるいろいろな背景 があり、すぐに変わらないものもあります。 でも、 女性ひとりひとりが、自分の健康をメンテナンスしながら、自分らしく人生を歩めるようになっていく 、そのために フェムテックを上手に活用していきましょう ね。 セカンドライフ世代におすすめしたいもの 色々な商品やサービスがでてきていますので、一例として挙げますね。 他にもたくさんあるので、ぜひ調べてみていろいろ試してみてください。 〇 デリケートゾーンケア用品 実は更年期以降女性ホルモンの分泌が減ることで、デリケートゾーンに悩みを抱える女性はたくさんいます。 かゆい、ヒリヒリする、違和感があって・・・こうした声が聞こえてきます。 デリケートゾーンも 顔と同じように専用品でケアしてあげよう と最近は言われています。 専用のソープや保湿剤 、こちらもいろいろなものがありますので、ぜひ試してみてください。 〇 骨盤底筋トレーニング 戦前まで、 女性の平均寿命は閉経より前 でした。 閉経して長く生きるのは今の女性の新しいチャレンジ です。 人生100年時代を自分らしく生きるには運動は欠かせません。 中でも忘れられがちな 骨盤底筋トレーニング 。 トレーニングを提供するサービスや、自宅でトレーニングするためのデバイスなどこちらもいろいろあります。調べてみてくださいね。 〇 下着 更年期以降の女性向けにいろいろな下着も出てきています。 縫い目さえもストレス になるので、 縫い目のないもの、ホットフラッシュに対応した繊維を活用したもの、生理が不順になってくるのでパッドを使わなくていい吸水性ショーツ など。こちらもいろいろありますよ。 更年期だから、年齢だから仕方ない、ってあきらめないで 。いろんな方法があります。 ご自身に合ったものを見つけて いただいて、 自分らしく輝いてくださいね 。 北奈央子(きた・なおこ) 株式会社ジョコネ。 代表取締役。 グローバル医療機器メーカーにて10年以上マーケティングのキャリアを積み、自身の経験から女性のヘルスリテラシーをライフワークに研究、活動を展開。 NPO法人女性医療ネットワーク 理事、聖路加国際大学大学院にて女性のヘルスリテラシーの研究中。早稲田大学理工学部卒業・修了。 著書: 『 女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー 』 (セルバ出版) ・ジョコネ。SNSアカウント: Facebook / Instagram ・北奈央子さんのTwitterは こちら

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