セカンドライフ世代に知ってほしい、これから自分の身体におこること
第2回 女性のヘルスリテラシー向上を目指して *女性のお守り女性ホルモン 女性は女性ホルモンの大きな影響を受けているのですが、意外と女性ホルモンについて女性自身も知らないんです。私も知らなかった・・・。 妊娠、出産や毎月の月経にかかわっている んだろうなとイメージを持たれる方は多いと思います。 でもそれ以外にも大事な役割をたくさん持っています。 例えば、 骨、筋肉、血管、皮膚、粘膜、メンタル、自律神経、と 全身だけでなく心や脳にも影響を及ぼしており 、いわば 女性にとってのお守りのようなもの なのです。 そんな大切な役割をもっているのなら一生安定して分泌されててほしいと切に願うのですが、、、残念ながらそうはいかないのです。 セカンドライフ世代はまさにその女性ホルモンが急激に減って、人生の次のフェーズに入る変化が起きています 。 *女性ホルモンが減って起きること 女性ホルモンが減って起こること、大きく2つに分けて考えたいと思います。 ひとつは、 女性ホルモンの分泌量が急に減る ことによって、 お守りの享受を受けていたところがうまく機能しなくなって症状がでます 。これが 更年期症状 です。 そして症状は ホットフラッシュ だけじゃなく、いろんな症状が出てきます。 もうひとつは、 症状があってもなくても私たちの身体や脳は変わっている ということ。 女性ホルモンがなくなって変化がおきています。 皮膚、筋肉、骨、認知機能・・・全身に起きていて、 変化した自分と上手に付き合っていく必要がある のが現代女性。 だって私たち女性の 平均寿命は90歳手前 。女性ホルモンがなくなってもまだまだ楽しめるのです! *変化する自分を受け入れてさらに自分らしく だからこそ、 新しい自分の健康を受け入れて、さらに自分らしく生きていきましょう 。 女性は若い方がいい、なんて呪いは捨て去って、 若いころの自分に戻りたい、とは思わなくていい のです。 今のご自身も十分ステキ。今の方がステキ。 これまで忙しくてできなかったことに取り組んだり、時間がなくて向き合えていなかった自分の人生や健康。 そこに向き合って、これからも さらに自分らしく年齢を重ねていきましょう 。 北奈央子(きた・なおこ) 株式会社ジョコネ。 代表取締役。 グローバル医療機器メーカーにて10年以上マーケティングのキャリアを積み、自身の経験から女性のヘルスリテラシーをライフワークに研究、活動を展開。 NPO法人女性医療ネットワーク 理事、聖路加国際大学大学院にて女性のヘルスリテラシーの研究中。早稲田大学理工学部卒業・修了。 著書:『 女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー 』(セルバ出版)。 ・ ジョコネ。SNSアカウント: Facebook / Instagram ・北奈央子さんのTwitterは こちら