日本ではあまり知られていない、ストリート・アート
バンクシーやキース・ヘリングと言えば、もはや日本でも知らない人はいないのでは?と言えるほど有名なアーティストですね。
彼らが自身の作品を、街中の壁や公共の施設に描いたように、世界中の街角にはストリート・アートが数多く存在しています。
これらのストリート・アート、もともとは1960年代後半から1970年代頃にニューヨークで始まった「落書き」が始まり。
公共の場や私有地に許可なくスプレーされることや景観を損ねるとされることから、今でも実は世界的に取締の対象となっていますが、卓越した技術で芸術性の高いものも多く、世界中に影響を与えるほど人気のカルチャーになりました。
日本ではタギングと呼ばれる、個人や集団の名前や目印を描いたものは散見されますが、その成り立ちや内容によって消されてしまうものもあり、海外ほどの大掛かりなものや哲学的なものはまだあまり多くはありません。
しかし、「映えスポット」としての需要の高まりもあり、街やその施設の集客にもなることから、自治体とアーティストが一体となってプロジェクトを手掛けることも多くなっていて、わたしたちの目に日常的に触れる機会も増えてきています。
ただの「落書き」だったものが、世界を変えるメッセージを発信し、人々に訴えかける力を持つようになって、新たなニーズを生み出している…皮肉な部分もありますが、素晴らしいことでもあると思います♡
もちろん、アートを手掛ける場所の所有者に、正式に許可を取った上での作品でなければ、イリーガルであるということはお忘れなく!
海外では数多くの有名ストリート・アーティストが知られていますが、マイハッピー的イチオシアーティストはこの方!
NY在住の女性グラフィティ・アーティスト・Lady Pink(レディ・ピンク)♡
1979年から活動を開始、当時の地下鉄グラフィティを手掛けた最初の女性の一人だったことから、「first lady of graffiti」とも呼ばれ、女性では珍しいグラフィティ・アーティストとして今も活動を続けています。
アーティストとして様々なプロジェクトに参加しながら、女性の権利活動にも取り組んでいるレディ・ピンク。
その生き方にも是非注目してみて下さい♡
アミューズメント・パークの「隠れ〇〇」のように、さり気なくメッセージを発信しながらも、見つけた時の多幸感が大きいのがストリート・アートの魅力のひとつ。
毎日見慣れた風景の中にも、もしかするとある日から突然、小さなメッセージが刻まれているかもしれません。
日常の中にもっとアートを感じられると、何気ない時間がより豊かなものになります♡
明日からちょっとだけ、周りを気にして、隠れストリート・アートを探してみてはいかがでしょうか。
Carin☆
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