踊り子さんの笑顔に癒される!ストリップとは
ストリップが日本で始まったのは昭和22年(1947年)1月、今年で実に75年の歴史を数えます。最盛期には全国で300軒を超える劇場がありましたが、今では全国に18軒になってしまいました。
中編の今回は、日本の貴重な文化とも言えるストリップ劇場を支え活躍する、踊り子さんについて紹介したいと思います。
踊り子さんの1日はスーパーハード!
ストリップの1週間は10日間で数えるので、10日ごとに、踊り子さんは荷物と共に全国の劇場を訪れ、舞台に立っています。
多くの踊り子さんが一日に複数の演目を披露するため、その衣装や小道具の量が多くなってしまうことも容易に推測できますね。
1日の流れを、前回ご紹介したまさご座に乗る(出演する)場合で例にすると、
お昼12時30分の開演後、4回のステージをこなし、自身のステージが終わると、次の回が始まるまでの時間に、来場者と撮影したポラロイド写真にサインやメッセージを書きます。
合間で身の回りのことや衣装・自身のメンテナンスをして、23時の終演後に、レッスンや新作の振り入れなどをすることもあるそうです・・・いつ休んでいるのかしら!
実際に劇場に行ってみると、時間はあっという間に過ぎて行きます。
体調がすぐれないときや怪我をすることもあるはずなのに、舞台上の踊り子さんはいつも本当に元気!
ステージに近い席からは、レッスンを重ねる中でついてしまったアザや傷が見えることもありますが、踊り子さんはいつだってとびきりの笑顔で、客席の私達のことを癒やし、励ましてくれるのです。
男性だけじゃない、女性も癒されるストリップ
最近、私のような女性客が多くなっている理由の1つとして、ストリップ劇場に行くと、
さっきまでささくれだっていた心を、癒してもらえるからではないかと考えています。
女性の肌や体のラインを本当に綺麗に魅せてくれるストリップの絶妙な照明、その周りには応援してくれる大勢の温かいファン。
その中で舞う美しい踊り子さんを見ていたら、本当に心が愛でいっぱいになるものです。
私自身、仕事や人生に迷い、疲れたとき、いつもストリップに救われてきました。
自然と涙がボロボロと出て、同時に自分のくすぶった負の感情もすべて流れ出て行く気がするのです。
文字通り、裸一貫で頑張っている踊り子さんたちの優しさ・強さ・健気さがあふれる舞台には、「女性」という様々な生きづらさを抱えた生き物を、すっかり解放してくれる瞬間が、確かにあると思います。
*ストリップ劇場では、場内での携帯電話の使用、写真・動画の撮影、演者の衣装や体に触れるなどの行為は厳禁です。
劇場ごとのルールに従ってモラルを持って楽しんでくださいね。
*「ストリップ、守りたいその歴史と文化(前編)」はこちら♡
*まさご座の開館70周年記念公演は2022年4月21日(木)~30日(土)まで開催中♡
*まさご座の公式サイトにて「まさご座入門漫画」を描いている、たなかときみ氏のnoteはこちらです。
ストリップ劇場での様々な情報をまとめて下さっているので、是非チェックしてみてください。
Carin☆
日本全国のストリップ劇場やB級スポット・ライブハウス等に旅をしている 昭和・サブカル・乗り鉄ライター。
養護教諭の免許を持ち、古着屋・美容外科・某有名アイドルのスタイリスト・ バーテンダー・大人のオモチャ屋など、幅広い職歴と人脈を活かした記事を執筆。
名古屋の今池を拠点とした今池ストリップ部を主催し、2017年から2018年まで、 今池の老舗ライブハウス・得三のマンスリースケジュールにコラムを連載。
女性の元気を様々な方面から応援すべく、2022年からマイ・ハッピー・セカンド ライフにてコンテンツ/カスタマー・サクセス・ディレクターとして活動を開始。
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