ローバ・ミッキーの「映画を通して、恋愛力アップを」

この店に最初に入ってきた女性と「結婚する」と宣言して 『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ


写真出典:https://mywife.ayapro.ne.jp/


1920年。大型貨物船の船長・ヤコブ(ハイス・ナバ―)は体の調子が悪く食欲もない。船の料理長が心配して「結婚した方がいい」と忠告を受けたので、陸に降りた所にあるカフェで、昔からの友人に「この店に最初に入ってきた女性と結婚する」と冗談のように宣言した。

 そこに入ってきたのがリジー(レア・セドゥー)。エレガントで美しい女性。ヤコブは勇気を出して彼女に結婚を申し込むと、彼女は驚くこともなくにっこりと笑い、職業と名前を聞いて「1週間後に」と約束してくれた。


 結婚した後も船海するため、数ヶ月家を空けるヤコブ。妻の元に戻ると寂しさを埋めるかのように愛し合うが、二人の時のリジーと彼女の友人たちと談笑するリジーの違いに戸惑う。除け者にされたような不安が襲う。親しげに話す若い男と親密な関係じゃないかと疑念に囚われる。


 人はどんな相手にも同じ態度ではいられない。それは当然のことだが、現代に生きる私たちにも、実家に帰った時の連れ合いの様子、親しい友人が異性に接する時の手ぶり身ぶりに「知らない顔」垣間見ることがある


 それでどうこうするわけではないが、この作品では「それ」で心理的に追い詰められた男を丁寧に深掘りしている。女性監督ならではの秀作

★ イルディコー・エニェディが監督・脚本/ハンガリー、ドイツ、フランス、イタリア/169分

★公式ホームページ https://mywife.ayapro.ne.jp

★8月12日公開

★ミッキーの毎日・映画三昧 http://mikki-eigazanmai.seesaa.net

映画好きが高じて年間500本以上を映画館、国内映画祭、試写室で観ている年金満額&後期高齢者のローバ・ミッキーです。週1回ほど映画を通していろいろな「人生&恋愛模様」を語っていきます。