ローバ・ミッキーの「映画を通して、恋愛力アップを」

同じ日に出産した2人の母親の物語『パラレル・マザーズ』



写真出典:映画「パラレル・マザーズ」公式サイト

もうすぐ40歳になる女性写真家ジャニス(ペネロペ・クルス)と17歳のアナ(ミレナ・スミット)は、同じ日に同じ病院で娘を出産する。入院中から気が合って、シングルマザーとして生きていく2人は、再会を誓って携帯番号を教え合い退院する。

ジャニスは娘にセシリアと名付けて可愛がるが、たまに来る妻子持ちの彼は一目見るなり「誰に似ているのだろう」と言う。それが気になってDNA鑑定を行ったところ、自分とセシリアに血のつながりがないことが判明する。

彼女はアナの子と取り違えたのではと直感して携帯番号を変え、彼とも別れて、その「秘密」に封印する。

だが1年後、近くのレストランで住み込みで働くアナに偶然出会う。その時、彼女から娘が亡くなったことを告げられる。動揺するジャニス。生活に困っているアナを子守りとして雇い、同居する。

ジャニスの「頑な心」が異常にも思えて来た。普通なら病院を相手取って争うこともできただろうに……。ジャニスはアナを雇い入れてから、彼女の唾液を採取してセシリアの母とわかっても「秘密」は明かさない。

しばらくは写真家の活動を再開したジャニス、家事と子守りをするアナとの共同生活が続くが、あることがきっかけで真実があらわになっていく

10代のアナ、40代のジャニス、そしてもう1人、50代後半でやっと光が差した女優アナの母親、それぞれの年代の複雑な「悩み、決断、行動」がきめ細やかに描かれている。他にスペイン内戦の歴史にも踏み込んでいる

ジャニス役を演じたペネロペ・クルスは2022年・第94回アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされた。監督は『オール・アバウト・マイ・マザー』『ボルベール 帰郷』でペネロペ・クルスとタッグを組むスペインの名匠。

★ペドロ・アルモドバル監督、脚本/スペイン、フランス/123分

★公式ホームページ  https://pm-movie.jp

★11月3日公開

★ミッキーの毎日・映画三昧 http://mikki-eigazanmai.seesaa.net

映画好きが高じて年間500本以上を映画館、国内映画祭、試写室で観ている年金満額&後期高齢者のローバ・ミッキーです。週1回ほど映画を通していろいろな「人生&恋愛模様」を語っていきます。