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大手企業研修会社を経営する傍ら、20代からの夢を実現することを決心!40代後半で画家になるため、修行をスタートした人材育成会社社長のマリー・ブリオンさん


大手企業向け人材育成会社を創業して約20年。起業して、会社を大きくすることを目標に毎日走り続けた20年。会社の経営をしながらセルフ・サバティカル・イヤーを取り、子供の頃の夢であった「画家」の道を進みはじめ、セカンド・ライフをスタートしたマリー・ブリオンさんにお話を聞いてみました。



マリーさんはEVOLUTEAMという企業の社員向け研修サービスを提供する会社を約20年前に創業されたと思います。起業から今に至るまで20年という年月が過ぎていますが、この20年間の間で特に印象に残った出来事はありますか?


マリーさん:

20年という年月は長いように思えますが、本当にあっという間に過ぎてしまいます。会社を立ち上げたばかりは、毎日が朝から晩までバタバタとしていました。起業して10年経って、会社も落ち着いてきて、社員も育ってきた頃がむしろ私にとっては難しい時期でした。


どんなに忙しくても、自分が自分のやり方で業務をこなすことに慣れ、「自分中心」のスタンスで仕事を考えていました。


社員が自分と違うやり方で業務をこなしたり、時間がかかってしまうとつい口をはさんでしまう。そんな自分との葛藤、そして10年間以上ひたすら走り続けたことに少し疲れを感じていました。最初の10年間は「自分」のやり方で走り続け、次の10年間は「チーム」として走り続けた。そんな風に思えます。



起業から会社をここまで成長させた中、約半年前にセルフ・サバティカル・イヤーを取ると決心されましたが、どんなキッカケからそう決心されましたか?


マリーさん:

最初の10年間走り続け、5年ほど前から疲れを感じるようになりました。そんなときに自分を「一時停止」状態にすることによってチャージできると実感しました。チャージをしないと、人間は心身ともどこかでバーンアウトをしてしまうと思います。私もまさしくそういった状況でした。


会社の経営上も、自分も見つめ直し新たな方向性を考える必要性があると思い、セルフ・サバティカル・イヤーを取る決心をしました。しかし会社を経営しながら、セルフ・サバティカル・イヤーを取るには準備もあり、発想から実際に実現するまで約3年かかりました。(笑)



セルフ・サバティカル・イヤーを取り、子供からの夢であった「アーティスト」の道を進まれているそうですが、具体的にどのようにご自分の生活をオーガナイズされているか教えてください。


マリーさん:

会社経営の経験は20年ほどありますが、アーティストの経験はまったくゼロからだったので、ひとまず学校に入ろうと思い学校探しからスタートしました。


子供の頃から絵のお稽古をしたり、20歳くらいの時から趣味で絵を描いたり、夏休みを利用して絵画の教室に通ったりしていましたので、絵画を以前描いていました。しかし本格的することは初めてでした。家で中途半端にレッスンを取ると、会社経営が気になってしまうため、最初の1ケ月は家から遠い、アーティストの村のようなところに弟子入りをし、私のアーティストとしてのセカンドライフはスタートしました。



アーティストとしてのセカンドライフをスタートされ、目標を持たれたそうですが、その目標を教えていただけますか?


マリーさん:

本来のアーティストはアートの追求をするので、ある意味私は真のアーティストではないかもしれませんが、会社経営のように目に見える目標を持つことが好きです。

私の目標は年内にアートギャラリーで展示会を設けることです。自分の描いた絵画がどのように感じられるか、評価されるのか。フィードバックを求めてしまうのは職業柄ですね!



どのような絵画をお描きなのでしょうか?


マリーさん:

アーティストの方は大抵、自分のテーマを持っています。絵画の場合は、例えばファンタジー系であったり、人物像であったり。


私の場合は、自分が心にぐっときたもの、瞬間を絵画として表しています。自分の感動や驚きを他の人たちともシェアしたい。そんな想いで絵を描いています。旅した際に出逢った空の芸術的で神々しい光景。行ったカフェの隣の席で、愛おしそうに子犬を抱えるマダム。ジャンルを問わず、様々なテーマを描いています。






40代後半からのセカンドライフをスタートする際に何かアドバイスはありますか?


マリーさん:

人生の後半、自分がどのようなセカンドライフを送りたいかまず自分でも把握することだと思います。


私はかなり以前から「ウィッシュ・ボックス」(願いごとボックス)を作り、ここにいつか行きたい、これを食べてみたいなど、心がハッピーになれる文書や写真などをボックスに入れています。

ボックスに溜まってきた写真や雑誌の切り抜き、自分で書いた文書を見直した時に、絵画の写真、世界の山や森林そして海の写真が多いことに気づきました。願い事ボックスは私の心の声を可視化していたように思えます。セカンドライフは自分の子供の頃からの夢であった、絵画を描き、自然の中で暮らしたい!そう目標を立ててから、その目標に到達するために何をするべきか準備をし始めました


都会は大好きですが、もっとグリーンのある田舎ライフを実現したい!そういった思いから数年前から、都会&田舎暮らしの2拠点生活をしています。このところ田舎暮らしが自分にぴったりだと実感しています。


40歳後半で何か新しいことをスタートすることは遅い!


そう思われがちですが、新しいことをスタートするには年齢は関係ありません。新しいことにチャレンジすることの勇気は必要ですが、子供の手も離れ、これから自分がどのように過ごしていきたいか。自分がハッピーになれることが一番大切だと思っています!




マリーさんの作品はこちらから♡


公式インスタアカウント:@marieevelynebourion

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