セカンドライフ突入前にやってみてほしい、自分の更年期とライフイベントの重なり
家族や仕事の状況で大変になりえる更年期
「更年期は三重苦」という言葉を聞いたことありますか?
私は38歳で子供を産んだ高齢出産経験者なのですが、高齢出産すると更年期が三重苦になるよ、と言われました。どういうことかな?と考えてみると、38歳で出産をすると、平均的には更年期は子供が小学校のころです。
子育てもまだ大変なときが更年期にかさなるということ。
そして、親の年齢を考えてみると私は父が31歳、母が26歳の時に生まれた子供ですので、私が更年期を迎えるときには父が70代後半、母が70代に突入します。
自立して生きられる健康寿命で考えると、父は私が更年期を迎える前に平均の健康寿命を超え、母は更年期の間に健康寿命を迎えます。
つまり、介護の可能性が高いのです。更年期、子育て、介護、この3つが重なることで三重苦というわけです。
女性活躍の推進で、さらに大変になるかもしれないセカンドライフ世代の女性たち
そして最近は女性も働くことが一般的になり、頑張って働いていくと、ここに「仕事」という4つ目がのっかってくる可能性があります。四重苦になるかもしれないのです!
これを乗り越えていくには、女性自身のセルフケアと、そして何より周囲の理解・サポートが必要になります。
女性自身は情報を集めて、セルフケアをして自分を整えていくこと、薬など文明の力が必要なときには頼ること、そして周りに遠慮せずに助けをもとめること。そして周りは大変な時期だということを認識し、サポートをしようとしてくれること、これがこれからの女性活躍社会には求められることです。
セカンドライフ突入前にライフヘルスデザインしてみてほしい
女性ホルモンの山と、ご自身のキャリア、そしてご家族のライフイベントを重ね合わせて、ご自身の更年期と何が重なりそうかを一度俯瞰してみてみてはいかがでしょうか?
あらかじめみてみるとどんな対策をとればいいかわかるかもしれません。
そして、すでにセカンドライフに突入されている方は、もし娘さんがいらっしゃったら一緒にやってみてもおもしろいかもしれませんよ。
いつ結婚して、いつ出産をするとどんな風になりえるかっていうのが見えてきます。
パートナーやご家族とやってもいいと思いますよ。
こちらに書き方を書いてありますので参考にしてくださいね。
株式会社ジョコネ。代表取締役。
グローバル医療機器メーカーにて10年以上マーケティングのキャリアを積み、自身の経験から女性のヘルスリテラシーをライフワークに研究、活動を展開。
NPO法人女性医療ネットワーク理事、聖路加国際大学大学院にて女性のヘルスリテラシーの研究中。早稲田大学理工学部卒業・修了。
著書:『女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー』(セルバ出版)
・北奈央子さんのTwitterはこちら
Kommentare