新連載!女性のヘルスリテラシー向上をめざして

女性のヘルスリテラシー専門家 北奈央子さん


ヘルスリテラシーという言葉を聞いたことがありますか?


〇〇リテラシーはたまに聞きますよね。メディアリテラシー、ITリテラシー・・・。

多くは理解度を表す言葉として使われることが多いようです。


ヘルスリテラシーを研究していますというと、「インターネットが発達して情報があふれていますもんね。大事ですよね。」と言ってもらうことが多いです。


おそらく、健康・医療情報を上手に判別する力をイメージしている方が多いんですね。


でもよく考えてみてください。

情報を判別する力があったら健康になれますか?病気になりませんか?


例えばタバコ。タバコを吸っている人も多くはタバコが健康を害することは知っています


でもそれを知っていても吸い続けていれば、自分の、そして自分の周りへの健康を害し続けていることに違いはありませんよね。


つまりタバコをやめると決めて、実際にやめるという行動をしなければ健康にはならないのです。


そこで、ヘルスリテラシーは情報の入手から理解、そして判断、意思決定、行動までを含むひろーい概念に今はなってきています。


でも、巷ではよく医療セミナーに「ヘルスリテラシー」と使われていることも多いので、まずは知識をつけてもらうところに重きを置いて使っている方が多いのも事実です。


でも、行動しないと健康にはなれないということは覚えておいてくださいね。


私がヘルスリテラシーを研究しているワケ


私は女性のヘルスリテラシーをライフワークと決めて研究・活動をしています。

なぜか。ひとつは、多くの人が十分なヘルスリテラシーを持っていないからです。


私はもともと医療関係の会社で働いていました。心臓手術に使う器具を扱っていました。

そんな中、このままいくと日本の財政は医療費で破綻するという話をよく聞きました


もっと未病、予防の方をやりたい!と思ってヘルスリテラシーという言葉に出会いました。


ヘルスリテラシーについて研究を進めていくと、日本人はヘルスリテラシーが不十分な人が世界のほかの国に比べて多いということがわかりました。

これだけ教育が整っていて、格差も少ない国なのになぜだろう?そう思って調べていくと、日本社会の問題点が色々見えてきました。


自分で判断して行動するところが日本人は苦手なんです。


これは詰込み型教育の影響が大きいです。


そして決められないのは健康だけではなく人生もです。

そのため幸福度も低い。。。と、どんどんつながり面白くてやめられません。


その中でも女性のヘルスリテラシーを選びました。


日本はジェンダーギャップの大きい国です。

生理用品はなぜかコンビニで不透明な袋に入れられます。

女性主体の避妊方法は承認されているものが少なく普及率も低い。


ジェンダーも勉強していくとどんどん深みにはまり、抜けられなくなりました笑


私の連載では、女性のヘルスリテラシーに関して、私が日々研究・活動する中で感じたことや日本、そして世界の問題点などをお伝えしていきたいなと思います。



北奈央子(きた・なおこ)


株式会社ジョコネ。代表取締役。

グローバル医療機器メーカーにて10年以上マーケティングのキャリアを積み、自身の経験から女性のヘルスリテラシーをライフワークに研究、活動を展開。

NPO法人女性医療ネットワーク理事、聖路加国際大学大学院にて女性のヘルスリテラシーの研究中。早稲田大学理工学部卒業・修了。


著書:『女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー』(セルバ出版)。


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