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~体調不良は 湿度 が原因かも~

国際中医師・森文見(モリアヤミ)さんによる薬膳四方山話



~体調不良は 湿度 が原因かも~ ジトジト蒸し暑く多くの人が不快な季節ですね。 この時期、色々な体調不良を訴える人が多くいます。 身体がとにかく重怠い 頭が重くモヤモヤして気分が優れず何もやる気が出ない 食欲がわかない、胃が重い 浮腫みやすい ニキビや吹き出物が多い 軟便、下痢 喘息やアレルギー めまい いくつか当てはまるものがある人は 身体に余分な水=「湿」が停滞している事が原因の場合があります

いらない水が代謝されず留まっていると、体内の色々な物資運搬の通行の邪魔をします。


水たまりがあったり、沼池になっていたり、霧が深かったり、 物資が湿って重量が重くなっていたり、といったイメージです。 スムーズに行き渡り次の段階へ進むはずの仕事が停滞し 結果として上記の様な症状に繋がります。 湿気が身体に溜まって 悪さをしている、と言う事です。 原因は外の気候影響から来る「外湿」 身体の中で作られる「内湿」とあり、 内湿はお腹の弱い人が気候影響に対応出来ず起こしやすいです。 余分な水を排出する方法はずばり、 利尿 と 発汗 です。 本来はこれ以外の症状も細かくヒアリングしメニューを組み立てる必要がありますが この季節、多くの方へとてもお勧めな冬瓜を使った簡単なレシピをご紹介しますね。 冬瓜と鶏の薬膳スープ

材料4人前 冬瓜約400g 鶏手羽元8本 いんげん約8本 生姜1かけ 水約1ℓ はと麦(大麦ではなくはと麦・ヨクイニン)大さじ2 塩胡椒・酒 適量


作り方 1.冬瓜は皮を剥き一口大に切り、鶏は骨に沿って切り込みを入れ、生姜は洗って皮ごとスライスする  いんげんは適当な長さに切る 2、はと麦を洗い、鍋に水を沸かし、鶏肉、生姜、はと麦、酒を加え、弱火~中火であくを取りながら25分程煮る 3.冬瓜を加え更に柔らかくなるまで20分程煮て塩胡椒で味を整え、いんげんを加え色が変わったら火を止める お味が足りなかったら鶏ガラスープの素など足してもOK。



冬瓜やはと麦はほぼ薬に近い攻めの食材です。


冬瓜は皮も種も生薬です。

身体を冷まし、利尿作用で水はけを良くします。

はと麦も同じく身体を冷まし、利尿作用やお腹を強くする作用、肌荒れなど、 美肌の薬膳として最もわたくしがお勧めする食材であり、生薬です。 冷たい水分の摂り過ぎにも注意して下さい。 お風呂にゆっくりつかったりサウナなどで発汗のスイッチをつけるのも有効です。


森 文見(モリアヤミ)


国際中医師(国際中医専門員A級)

国際中医薬膳師

中医薬膳茶師

北京中医薬大学日本校卒(現・日本中医学院)

薬膳食材・薬膳茶のCharming Shop店長

講師業


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