サーキュラービジネスの先駆者であり、ファンマーケティングの代表とも言える「アデリアレトロ」!
写真出典&Reference:アデリアレトロ
昭和の食卓を彩った、老舗メーカー石塚硝子株式会社の「アデリア」プリントグラスシリーズ。
発売から50年を超える今でも、熱狂的なファンが多いこのシリーズを「アデリアレトロ」として復刻、100万個を超えるミリオンヒット商品にしたのが、3名の若き女性社員でした。
今回はその内のお二人、杉本光(すぎもと・ひかる)さんと、桐本夏希(きりもと・なつき)さんに、仕事への想いや向き合い方について、とても参考になるお話を伺いました♡
杉本光さん
桐本夏希さん
*仕事への取り組み方で、大切にしていることは何ですか?
桐本さん:まず一番は、「楽しいことをしたい」ということです。
現在は石塚硝子株式会社を退社・独立して、業務委託と言う形でアデリアレトロのSNSやデザインを担当していますが、フリーランスという立場であっても、発注一投稿につきいくら・いくつ作っていくらといったように、値段を気にして仕事を決めるのではなく、「楽しいことだからやる」というスタンスで仕事をしています。
杉本さん:アデリアレトロでは商品やパッケージのデザインを担当しています。
元々ものづくりが好きで、自身も昭和レトロが大好きなので、好きなデザインの仕事ができるかどうか・それを楽しめるかどうかを大切にしています。
苦手なことを無理にやるより、得意なこと・好きなことに注力したいです。
*仕事をしていると、うまくいかないことやトラブルが起きることもありますが、どのように対処していますか?
桐本さん:うまくいかないことは多いですよね(笑)。
アデリアレトロのプロジェクトを立ち上げた時も、色々と反対もされました。
喫茶アデリアーノの企画も、通常喫茶店ではプリントグラスは使わないと言われて…諦めることもありました。
でも頑張っていると、ボツになった企画が後に採用されるなど、チャンスは巡ってきます!
たとえその時は諦めたとしても将来的にはOK!
無駄なことではなかったんだな、ゆくゆくはこの経験が役に立つんだな、と思えますね。
杉本さん:うまくいかないことがあるとしっかり落ち込みます(笑)。
そして、自分の原点に立ち返るようにします。
「自分にできることは何か?いいデザインを創ることだ」と。とてもシンプルな答えです。
落ち込んだ時こそ、自分にできることを一生懸命やるようにしています。
*仕事をする上で「譲れないこと」を「譲らないといけない時」があったらどうしていますか?
桐本さん:私は自分の意見は結構はっきり言うタイプです。
何故そう思っているのか、根拠をはっきりさせるためにデータを基に説明をするようにしています。
それでもNOと言われたときは、それが総意なのだと従うようにします。
そういう時に仲間と話し合うことがとても重要で、共通認識を確認することで自信が甦ってPUSH力もUPするので、同じ気持ちや感覚を持つ仲間が居てくれることは大きな支えですね。
杉本さん:私はNOと言われると自信がゆらいでしまうので、PUSHするのは苦手なタイプです。
なので、感覚を共有できる仲間に相談してみますね。
意見を聞いてだめだったら、そういうことなんだと諦めますし、同じ気持ちを持っていた場合は自信を回復できます。
アデリアレトロのようにチームでの企画開発は珍しかったため、役割も特に分かれていなかったのですが、こうして意見交換をしているうちに、なんとなくお互いの得手不得手をカバーし合うことができ、一番いい形が作れたと思っています。
仲間の存在はやはり大きいですね。
優しい印象でありながら、しなやかで強い芯を感じるお二人のインタビュー。
後半はワークライフバランスの取り方や転機(セカンドライフ)の迎え方など、マイハッピー世代の心に響くメッセージが満載です!
こちらからどうぞ!
*アデリアレトロ公式Instagramはこちらです。
*アデリアレトロ公式Twitterはこちらから。
Comments