大人女子のためのMy Happy Job!
ジョブ型雇用の外資系企業では、決められた職務内容の範囲で人材が採用されるので、社内での異動はあまりなく、転職でキャリアアップをするのが一般的です。
通常は、転職先が決まってから退職をするのですが、先を決めずに仕事を辞めて、一旦、すべてをリセットしたくなる時期が、私の場合、12年ごとぐらいにやってきます。
欧米では、サバティカル休暇制度といって、長期間勤務した従業員に長期休暇が与えられ、仕事から離れて、学び直しやリフレッシュに活用する制度がありますが、そのような制度がなかったので、私は自分で勝手にサバティカル休暇にしました(セルフ・サバティカル休暇と名付けます!)。
フルタイムの仕事を続けていると、日々の生活に追われて、ゆっくりと考える時間がなく、多くのことが中途半端になりがちです。
そんな生活が長年続くと、ある段階で、一旦、立ち止まって、しっかり自分と向き合い、次のステージへの準備をする時間を持ちたくなるのは、自然なことではないでしょうか。
肩書も役職もない、上司も部下もいない、全くの白紙の状態に戻し、後にひけない状況にして自分を追い詰めることで、先のことを真剣に考えて、新しい方向へ向かうことができるのではないかと思います。
セルフ・サバティカル休暇として、思い切って、数か月間、仕事と全く関係のないことに没頭するのもいいです。完全に自分をリセットできます。
私の場合は、1回目は、フランスに行って、料理学校に入りました。2回目は、東京オリンピック・パラリンピックのボランティアをしました。
そうすると、新しい世界と出会います。
結局は同じ業界・職種に戻るとしても、過去の自分とは違うはずです。
狭い業界の中で生きていた自分から出て、別の世界で垣間見た数か月が、どれほど価値のある時間であったかと、今でも思います。
それが、自分の自信となり、満足感とともに、新しい道へと歩んでいけるのです。
セルフ・サバティカル休暇を終え、仕事に戻る日の晴れ晴れとした気分も格別です。誇らしく、清々しい。
一定期間、仕事を離れて別のことに挑戦する経験は、自分の引き出しを多くすることで、より魅力的な人にしてくれる気がします。
仕事を辞めて収入がなくなることが心配かもしれませんが、これまで頑張って仕事をしてきた過去の自分に養ってもらうと考えれば、これまでの自分をさらに誇らしく感じられるのではないでしょうか。
過去の自分が未来の自分に投資する機会、それがセルフ・サバティカル休暇。
シャルテオ
大学時代にはモデルとして活動、その後フランス・パリに留学。
帰国後、外資系金融機関に勤務する傍ら、MBAやその他の資格を取得、幅広い趣味を持つ。
マラソンやロードバイクの各種大会完走、米国ヨガアライアンス・ヨガティーチャー登録、パリ・コルドンブルー料理学校料理基礎コース終了、野菜ソムリエ資格、アスリートフードマイスター3級取得。
会社員生活25年を機に退職し、東京オリンピック・パラリンピックのボランティア活動後、コンサルティング会社を起業。これまでインプットしてきたスキルや経験をアウトプットしていく方向にシフトしている。
東京と軽井沢での2拠点生活をしながら、自由な働き方で心豊かに、充実したセカンドライフの実現を目指している。
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