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身体を作る材料はお食事から取る!豆・種でお薬代わり

~「Part1 豆・種でお薬代わり」~

国際中医師・森文見(モリアヤミ)さんによる薬膳四方山話

薬膳では食材には全て効能がある、と言う考えがあります。

今回は身近ですぐに手に入る "お豆類、種子類"の中で

身体の調整に使いやすいものについてご紹介します

お豆は栄養価が高く身体の動力の源となり肌肉や血を作り胃腸機能を上げ

余分な水を出します

少しずつ調整機能が異なるものを上げましょう。

大豆

代謝の促進やホルモンバランスの崩れによる更年期障害緩和

身体を冷やしも温めもせず平和な作用、胃腸に良い働きがあります。

黒豆

血行を促進します。中医学では老化防止の代表食材です。

こちらも冷やしも温めもしない平和な作用で、コツコツ摂取がお勧めです。

赤小豆

体内の余分な水を動かし利尿により、浮腫みなどを改善します。

少しだけ身体を冷ます作用があります。冷やすまでにはなりません。

緑豆

この中で最も強い作用を持ちます。清熱薬、解毒薬の部類となります。

暑気あたりや二日酔いにも使用します。身体の熱を取り、余分な水を利尿により出し、

皮ごと食べる事でしっかりと作用を効かせる事が出来ます。

小さくてすぐ煮えるのでとても使いやすく、大変リーズナブルです。

緑豆春雨もお勧め。腸をお掃除し、カロリーも低くダイエットに良いですね。

種子類

種子は効能が強く沢山の漢方薬の材料となっています。

誰でも買う事の出来る身近でお勧めなものを。

胡桃

中医学では老化防止、冷えなどに使用する重要食材。

身体の壮健と健脳をもたらしてくれるアンチエイジング食材

腰痛、足腰のだるさ、耳鳴り、男性の精力、慢性の咳や美肌、便秘解消にも。

身体を温める作用があり、冷え性で冬が辛い人は今頃から毎日2粒ずつ程摂取すると良いです

松の実

空咳、便秘に有効。全身の若さ維持に良い成分、

特に秋からの乾燥の季節、肌を守り艶を与えます

最近は価格が高騰気味。

落花生

中医学では長生果と呼び、咳、便秘、母乳の出を良くします。

皮つきで食べると強力な抗酸化作用があります

クコの実

中医学では言わずと知れた滋養強壮長生き薬。

加齢による体内の潤い不足を補い、目の疲れにも使用します。

耳鳴り、更年期の火照り、男性の精力にも。

毎日数粒ずつ食すのをお勧めします。

銀杏

肺に良い作用があり、咳、痰を除きます。

近年は健忘症、認知症予防に良い事が分かっています

毒があるので食べ過ぎはいけません

黒胡麻

これも老化防止の古典食材。

血の内容を良くし、抜け毛や若白髪防止

腸に潤いを与えるので便秘にも。加齢による足腰問題、耳鳴り、目眩、火照りに

精力を補います。すって食べて下さい

身体を作る材料はお食事から取る以外ありません

その際にちょっとでも何かの食材の作用を知っていてそれを利用すれば

今日から誰でも、薬膳的なお食事をすることが出来るのです。

次回は "スパイス類でお薬代わり" をテーマにご紹介しますね。

森 文見(モリアヤミ)

国際中医師(国際中医専門員A級)

国際中医薬膳師

中医薬膳茶師

北京中医薬大学日本校卒(現・日本中医学院)

薬膳食材・薬膳茶のCharming Shop店長

講師業

*溜め込みカラダをスッキリさせる薬膳茶「消食健人」

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*Charming Shop Instagram:https://www.instagram.com/charming_shop_official/